今年(2020年)はナラ枯れが多数発生していますが、この要因の一つに薪炭で利用されていた里山林が放置され、コナラ類などが以前にはなかった程大きく成長している事もあげられています。

一つの対策として、成長した大径木を事前に伐採して、外部に持ち出すことも重要です。(切り捨てでそのままにしておくと、繁殖の場を残していくことになる)ということで、2017年度(実際には2018年の冬)に伐採した箇所を、モニタリングの事前調査として現地確認をしてきました。上の写真は、整備直後。下の写真は一昨日の状況です。

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大きな開口部(ギャップ)をつくりました。六甲山系の南側では、アカメガシワやカラスザンヨウなど典型的な一次植生が目立ちますが、もう少し多様な植物が入っているようです。また、整備時に発生したコナラは、持ち出し可能な範囲で活用実験が行われています。

大径木の伐採(2年半)

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