11月21日、木こり合宿2020の1日目を実施しました。
この行事は今年で3年目ですが、コロナ禍もあり、本来ですと作業後の懇親も含めた合宿で色々な話をすることが大きな意義でなのですが、これを避け、2回に分けて実施することとしました。今年度は兵庫県の楽農生活室の助成をいただき、実施いたしました。

 参加者は私有林研究会の会員6人、会員外15人、神戸市からの公務としての参加が1人、地元から5人の計27人です。男性が18人、女性が9人ですが、一般参加は15人中8人が女性でした。

 作業場所は、かつての災害の復旧現場で、上流に治山ダムが設けられています。事前に伐採した木の年輪を数えると3-40年くらいたっています。そのような現場を確認したうえで、まずは作業場所より上にあるヒノキ造林箇所まで歩きました。唐櫃の山は、地域で手入れがされているので、下層の植生も豊かです。今回は、県立大の田淵さんの案内で、路傍に咲いているセンブリを観察し、参加者で味を確認しました。

作業は、昨年実施した箇所の上部で、距離にしては30m程ですが、丸太階段を整備しました。午前中は、事前に地域に伐採をお願いした木に加え、比較的細い木の伐採、玉切り(W=1.1-1.2mくらい)や杭つくり(L=0.7mくらい)を行いました。

 

昼休みは、豚汁を食べながら、午後の準備を行い、午後からは杭打ち、横木の設置を行いました。実作業時間は計3時間強ほどで、予定の区域の整備目標を達成することができました。

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 実務・指導に関しては、下唐櫃林産農協の組合長・山林部長を初めとするみなさん、安全に気配りしながら進行を担っていただいたRokko白馬堂の浅野さん、植物観察の解説をしていただいた県立大(淡路)の田淵さんに大変お世話になりました。進行などで、参加者の方にご迷惑をおかけした点もあると思いますが、継続して実施していきたいと思います。

2回目は、2月14日に里に近い箇所の竹林を行います。里に近い竹林は広葉樹林への侵入して他の植物を排除するなど大きく育ちすぎ、他の植物に悪い影響を与えることがあります。竹材の使用方法も考えていきたいと思いますので、ぜひ参加ください。

木こり合宿2020(11月21日)

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