神戸市では、森林環境譲与税の活用事業として里山整備支援事業があります。管理人が主として担当しているのは、六甲山や帝釈丹生山系など、より山に近い世界ですが、里山は、農業生産と結びついてきた薪や肥料もしくは林産物などを採取する場所、農村部の山、人との結びつきが強いということになります。

 神戸の特色は、大都市、郊外での住宅開発が進んでおり、農村部と混在した、開発のいわばフリンジにあたる部分に、街に残った山とも、里山とも言えるような場所があります。今回は、そのような場所で、里山整備支援事業を実施させていただくことになった区域で、植生調査が行われていましたので、見学をさせていただきました。場所は神社林、放置状態ですので、コナラ・アベマキが林冠を覆い、その下にアラカシ、ソヨゴなど照葉樹が出てきています。写真の区域の上にはヒノキ林もあります。また、山裾は環境教育の場ともなっている田畑があります。地域が主体ですので、こういう調査結果と地元の希望を調整しながら、どこまで整備が出来るか、試行錯誤していきます。

今年度の公募は終わっていますが、来年度もあると思いますので、参考に頁を貼っておきます。https://www.city.kobe.lg.jp/a99375/business/recruit/satoyamaseibi2020.html

里山整備支援事業

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